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池見さんのWS、2週間延期

 7月6、7日に予定していた池見陽さんのワークショップは、7月20日(土)と21日(日)に延期になりました。20日は北大学術交流会館の第3会議室、21日は道民活動センターかでる27の1040会議室で開きます。
 池見先生のかかわる大学院の業務による急な変更で、申し訳ありません。初日の会場の北大学術交流会館は、札幌市北区北8西5、北大正門より入って左側2棟目・JR札幌駅北口より徒歩10分です。
 申し込みの締め切りも7月14日(日)に延期します。ワークショップの内容は変わりません。引き続き、参加者を募集しています。

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イメージとトラウマケアのWS

 イメージの変化とトラウマのケアについてのフォーカシングのワークショップが5月18、19日に札幌で開かれます。参加者を募集中です。詳細は以下にあります。
 ワークショップ(WS) – 札幌フォーカシングプロジェクト(SFP) (sapporo-focusing.org)
 講師の星加さんは、イメージを中心に展開するフォーカシングは、どのような変化ときっかけによって「推進」にいたるかを研究しました。その結果、イメージ想起から推進までの5ステップが明らかになりました。

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詩「言葉」で木蓮賞を受けて

 札幌フォーカシングプロジェクトの西岡良洋さんが3月9日、2024TAEシンポジウム(オンライン)で詩作の受賞について語りました。
 西岡さん(ペンネーム 久一知歩)の詩「言葉」=以下=は、昨年4月に文芸評論家の若松英輔さんが選んだ第12回木蓮賞を受けました。

    言葉

雪の花 人肌に そっと融けた響き
朝へほのめく 瞬間(とき)のひとひら

 ジェンドリンのTAEを活用して生まれた作品です。シンポジウムの冒頭に「思索現場のブランク活用 意味の際(きわ)を立てる」と題して15分間話しました。
 日本海に面した小樽市在住の西岡さんは、TAEステップの使用例として「海がある」ということはどういうことか、を挙げました。まず、「ある」をブランク=空欄=にして、「海が( )」とします。次に( )に入る言葉として浮かんだのが「見える」、その次に「広がる」というように入れていきます。どちらも新しさがありません。納得できなくて、言葉に窮します。言葉にならないところ=エッジ=にいるムズムズした状態です。
 これを西岡さんは「意味の際が立つ」と日本語で表現しました。「大事なことは、知らないことに興味を持ってそこにいる。意味の際にゆっくりいること」。そこから、ありきたりの感情ではない、新鮮な言葉が浮かんでくる、と言います。
 今回の詩作も同様のやり方でした。最終的に出てきた「朝」は、それ以前に没にした言葉のフェルトセンスと似ているそうです。
 「からだが喜ぶかどうか。すっきりした感じ、いい意味で新鮮な感じが起こってくるかどうか。ブランクを使うことによって詩を書けるようになった」と語っていました。
 
 

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イメージとトラウマケアへの応用

 札幌フォーカシングプロジェクトは5月18(土)、19(日)の両日、札幌市社会福祉総合センターでイメージとトラウマケアにフォーカシングを応用したワークショップを開きます。
 講師は関西から、「お魚フォーカシング」で知られる星加博之さんを招きます。詳しくは下記のチラシをご覧ください。

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フォーカシング指向心理療法とは

 「来談者の生の動きに合わせて対応する」「柔道の試合のようなもので、フェルトセンスを感じたら背負って投げる」ー。6月16、17日に道民活動センターで開かれたフォーカシング指向心理療法のワークショップ。フォーカシングを知らないし、しようと思っていない来談者に対して、カウンセラーがどのような応答をするかを学びました。
 講師の内田利広さん(龍谷大教授)は九州大で村山正治さんのもとでフォーカシングと出会い、増井武士さんや神田橋條治さん、成田義弘さん、池見陽さんら名だたる心理療法家と交わり、研究を深めてきました。昨年、「フォーカシング指向心理療法の基礎」を出版しました。
 フェルトセンスは、ある問題についての漠とした、言葉にしがたい内的な気づきや身体的な感覚のことです。ここに目が向かないと、面接が進んでいない感じがします。
 内田さんは自らカウンセラーとしてかかわった例を提供しました。カウンセラーは、来談者の言うことをまず尊重します。大変な経験だったのに「平気でした」と語る場合も、「平気な訳ないじゃない」などと反論するのは愚の骨頂です。面接の中で信頼関係ができて、少しずつフェルトセンスに目を向けている中で、来談者が体験を言葉にすると、変わっていきます。
 来談者が自分のフェルトセンスにどのように触れようとしているかを「触知」という言葉で説明しました。来談者は自分の体験にあまり触れようとしないことも多いですが、その時は触れないことが大事で、無理に言葉にしなくてもいいそうす。来談者の見たくないものでも、カウンセラーが安心感をもってそこにいると、触れられることがあります。このような態度がカール・ロジャースの言う「傾聴」だそうです。
 来談者とカウンセラーのフェルトセンスは場の状況を含めたもので、基本的に共通していると説きました。来談者のフェルトセンスを促進しそうな時にはカウンセラーがその言葉を発してみます。「基本はそんなに伝えなくてもいい。これ以上近づかない方がいいと感じたら、『今日はそんなとこでいいでしょうか』と確かめる」と、内田さんは二人の間の川に「小石」を投げ込むかどうかの慎重な扱い方を、語りました。
 参加者がペアを組んでの実習も含め、実りの多い2日間だったようです。
 
 
 
 
 
 

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岡村さんのWS終了

 「問いかけ」からフォーカシングを学びほぐす、と題した岡村心平さんのワークショップが5、6の両日、札幌の道民活動センターかでる27で開かれました。
 これまで、「フォーカシングでは傾聴はするけど、質問をしてはいけない」、と何となく思っていた参加者には、新鮮な内容だったようです。
 言葉にならない身体感覚(フェルトセンス)を感じ、何かにたとえたあと、質問すると効果的だと学びました。たとえたもの(メタファ)と掛けて、今の私の状況と解く、その心は…と「なぞかけ」の形にあてはめると、新鮮な何かが出てくることを体験しました。これは、伝え返しだけでプロセスが進まなくなったときに有効です。なぞかけでなくても、「最悪の部分は」とか「何が起きたら楽になるか」などさまざまな質問をすることで、言葉(メタファ)と実感(フェルトセンス)が交差すれば進展するそうです。
 今回のワークショップを機に、札幌フォーカシングプロジェクトの例会でも、質問を練習してみたり、どんな質問がいいか迷ったときにはフォーカサーに聴いたりする人が出てくるでしょう。大きな転機になりそうな2日間でした。
 

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「問いかけ」ワークショップ

「問いかけ」からフォーカシングを学びほぐす

なぞかけ、禅問答、創造性

 フォーカシングの創始者ジェンドリンは簡便法(6ステップ)の5段階に「尋ねる」(asking )を入れています。フォーカシングでは傾聴の練習をしますが、質問には難しさを感じる人が少なくないでしょう。今回は問いかけを中心として、フォーカシングを「学びほぐす」内容です。フォーカシングの初心者にはむろん、よくご存知の方々にも、新鮮な学びの機会になっていただけるでしょう。

◇日程、内容

 2022年11月5日(土)、6日(日)

 ▼5日は午後2時スタート、5時半まで

 前半 講義:フォーカシングのステップになぜ「アスキング」があるのか

   ジェンドリン哲学の“交差”との関係

 後半 なぞかけフォーカシングのデモセッションをいくつかor相互セッション

 ▼6日は午前9時半から午後4時半まで

 セッション(アスキングの機能を生かせるワーク)

なぞかけや禅問答の講義、ミニセッションや長めの質疑応答

アスキングを生かすための体験過程流シェアリング

◇会場 道民活動センターかでる27(札幌市中央区北2条西7丁目)10階1060会議室
◇コロナ感染防止のため、オンライン(ズーム)でも同時開催し、対面とオンラインのどちらかを選べます。オンラインを申し込まれた方に後日、URLをお知らせします。

◇講師 岡村心平(おかむら しんぺい)

 神戸学院大学心理学部講師、臨床心理士、公認心理師、TIFI(国際フォーカシング研究所)認定フォーカシング・トレーナー、日本人間性心理学会理事

◇参加費  2日間で5000円、どちらか1日のみ3000円、日本フォーカシング協会メンバーはそれぞれ4800円、2800円

◇申し込み方法 こくちーずでお申し込みください。以下のURLです。

https://kokc.jp/e/d1bf790a77543ba92b106c874f8b4824/

 こくちーずを使えなかった方は、氏名と電話番号、参加日、フォーカシング協会メンバーかどうか、オンラインかリアル参加かを書いたメールを info@sapporo-focusing.org にお送りください。

◇申し込み締め切り 10月29日(土)