「ちょっと俳句’ing」
俳句とフォーカシングって、とても相性が良いものです。
今この季節の中で生きている自分を思うとき、何かフェルトセンスが出てきたら、それに何となく合いそうな季語を、用意したお題や歳時記などから見つけましょう。あるいはフェルトセンスと季語をクロスさせてみましょう。もしかすると季語から何か出てくるかもしれません。それらを五・七・五で表現してみます。
句会でもないし、選者もいません。上手・下手は関係ありません。思う通りにご自由に作ってみてください。ルールは、季語を一つ入れることと、五・七・五の定型であること、たったこれだけです。
秋のお題(〜12月1日)
夜長・水澄む・秋の蝶・葡萄・コスモス・鰯雲・山粧う・新蕎麦・秋刀魚・紅葉・ 庭枯る・鯛焼・焚火・綿虫・芽キャベツ もしくは自由
ではおもむろに参りますよ〜
投稿の方法
以下の俳句投稿フォームから送信してください。
俳句投稿フォーム – 札幌フォーカシングプロジェクト (sapporo-focusing.org)
■■■ 投 稿 句 〜最新のものから並んでいます ■■■
・遠ざかる噂話や焚火跡(冬庵:2024.11.03)
・グラタンの芽キャベツの数口げんか(冬庵:2024.11.03)
・綿虫や奥のハンガー順送り(冬庵:2024.11.03)
・秋刀魚焼く庭の先陣猫二匹(冬庵:2024.10.05)
・新蕎麦や出雲大社はもう間近(冬庵:2024.10.05)
・鰯雲割れて千切れて遠のけり(冬庵:2024.10.05)
・水澄むやアザラシの群黒ずみぬ(冬庵:2024.09.15)
・千枚田復元試し夜長かな(冬庵:2024.09.15)
・コスモスや一台もなき駐車場(冬庵:2024.09.15)
・朝顔を前に行き交ふ朝の音(冬庵:2024.08.04)
・白桃の残り皮剥くランニング(冬庵:2024.08.04)
・小さき掌のいのり絶えなし天の川(冬庵:2024.08.04)
・じっとする オオバコ揺れる 生きている(小花:2024.07.15)
◇コメント:しんどい気持ちで、公園のベンチで開眼瞑想をしていた時に詠みました。すこし元気になりました。
・亡き叔母と スズメらと知る 地は広し(小花:2024.07.15)
◇コメント:公園のベンチにて、急逝した叔母の大きさを感じながら、詠みました。
・朝顔に語る昨夜の恥ずかしき(冬庵:2024.07.01)
・夕立や映画館まであと五分(冬庵:2024.07.01)
・暗きほど痛し蛍のメッセージ(冬庵:2024.07.01)
・白桃や古雨樋の残り雨(冬庵:2024.06.02)
・頬杖にやつと目の合ふ金魚かな(冬庵:2024.06.02)
・街並を蒼く染めるや虹の窓(冬庵:2024.06.02)
・胸迫る 足踏む舞といのち唄(小花:2024.05.27)
◇コメント:先日観賞したフラメンコライブにて、大きな刺激を受けました。ダンサーにも、私自身にも、この世の全ての生き物にもる…命の重みを感じました。
・漆黒に総身くねらす鯉幟(冬庵:2024.05.03)
・焼肉の煙立たざる花曇(冬庵:2024.05.03)
・花冷や温みほのりと甘き白湯(冬庵:2024.05.03)
・忘れ傘二本ほどあり雨蛙(冬庵:2024.04.01)
・銭湯のかへりもったり春の暮(冬庵:2024.04.01)
・陽炎や庭垣こえてリコーダー(冬庵:2024.04.01)
・「もう最後」が恒例行事カーネーション(冬庵:2024.03.03)
・逃水やまたしても歌詞間違へぬ(冬庵:2024.03.03)
・レジ袋いくつ輪を描く春一番(冬庵:2024.03.03)
・ああ香る 今日が私の初日の出(小花:2024.01.07)
◇コメント:レモンの香り、コーヒーの香り…コロナの後遺症が治ったと感じた時に、ようやく気持ちも新たに、今年もがんばっていこうという気持ちになりました
・着ぶくれてとてとて歩く家の中(ちなみ:2023.12.18)
・二度見するポインセチアは空の色(ちなみ:2023.12.18)
・討入のドラマに魅せらる齢かな(ちなみ:2023.12.18)
・おもむろに戦闘開始猫の恋(冬庵:2023.12.04)
・見えねども祈り確かに初日の出(冬庵:2023.12.04)
・それぞれの家それぞれの大晦日(冬庵:2023.12.04)
・橙の色もあたたか烏瓜(ちなみ:2023.11.01)
・同い年訃報は哀し星月夜(ちなみ:2023.11.01)
・マスク取り新酒飲む顔初対面(ちなみ:2023.11.01)
・いただきてスマホで調べ小豆炊く(ちなみ:2023.11.01)
・銀杏の日干しする道遠回り(ちなみ:2023.11.01)
・笑ひ顔どこかおそろし菊人形(ちなみ:2023.11.01)
・わらべうた暗唱で歌えて秋愉し(ちなみ:2023.11.01)
・故人との約束忘れ秋の暮(冬庵:2023.10.06)
・夢熱き夜長のワインひとたらし(冬庵:2023.10.06)
・葡萄狩りたわわに実る房愛し(ちなみ:2023.10.05)
・望の夜に別れを告げた父恋し(ちなみ:2023.10.05)
・敬老日いつの間にやらわがことに(ちなみ:2023.10.05)
・どぶろくの匂ひ愉しむ夫の笑み(ちなみ:2023.10.05)
・札響の音色優しく律の風(ちなみ:2023.10.05)
・喉を越すため息寄越す新豆腐(冬庵:2023.09.22)
・乗り遅れ暮れゆくホーム鳳仙花(冬庵:2023.09.22)
・朝顔や出番終えたる苦り顔(冬庵:2023.09.22)
・ビール越し 未来生まれし 交差かな(小花:2023.0730)
・スーッとして 吸い込まれたい 天の川(小花:2023.0730)
・リスクあり でも育てたい 夏の空(小花:2023.0730)
・風鈴や叔母に差し出すカレー皿(冬庵:2023.0604)
・ビール干すピッチ早まり旧き友(冬庵:2023.0604)
・公園にゴスペル響く麦の秋(冬庵:2023.0604)
・大海に往く雪解川 Till we meet again(冬庵:2023.0424)
・木蓮の 白い花咲き 励まされ(稲苑:2023.0422)
・雛菊を三本摘んで生あくび(冬庵:2023.0317)
・新しく植え込みしごと蕗の薹(冬庵:2023.0317)
・風光る半年ぶりの土ぼこり(冬庵:2023.0317)
・マスクして 歌う不自由 解放を(稲苑:2023.02.12)
・体冷え今日もおでんを食べている(稲苑:2023.02.12)
・着ぶくれし電車の中で縮こまる(稲苑:2023.02.12)
・燃やす日の来なむ干支なき注連飾(冬庵:2023.01.01)
・屈伸と腕立瞑想去年今年(こぞことし)(冬庵:2023.01.01)
・除夜の鐘数へる朝のニュースかな(冬庵:2023.01.01)
・幸あれと心に響く除夜の鐘(稲苑:2022.12.27)
・炬燵から届く生活夢の中(冬庵:2022.12.18)
・最終の映画終はりぬ冬銀河(冬庵:2022.12.18)
・掃除機の伴奏聖歌さらひけり(冬庵:2022.12.18)
・この想ひ浮かぶ瀬もあれ秋の暮(冬庵:2022.10.13)
・野分後たれぞうちなー抱きしめん(冬庵:2022.10.13)
・秋の旅洗濯岩のごとき雲(冬庵:2022.10.13)
・満月や二人いつまで道の角(冬庵:2022.10.2)
・秋の暮ゴムサンダルの音遠く(冬庵:2022.10.2)
・えぞ松の影逃れ去る秋の蝶(冬庵:2022.10.2)
・駆けつけの麦酒忙(せわ)しく喉仏(冬庵:2022.7.24)
・未だ青き紫陽花の色誰か知る(冬庵:2022.7.24)
・風絶えて脈触れにけり夏の山(冬庵:2022.7.24)
・お下がりの浴衣短くなりにけり(冬庵:2022.6.5)
・無人駅金色弾く青田かな(冬庵:2022.6.5)
・開けども開かぬフェルト扇子かな(冬庵:2022.6.5)
・共にいる モノとの調和 福寿草(小花:2022.4.2)
・昨年の土筆の苦さ 省みる(小花:2022.4.2)
・足元の 芽を見て気づく 落花の意(小花:2022.4.2)
・雪解けのゴミ汝(な)が心戦場か(冬庵:2022.3.28)
・自利利他のかすかに触るる春の暮(冬庵:2022.3.28)
・春来たり 心にカラダ 追いつかず(稲苑:2022.3.28)
・春うらら 財布忘れて 引き返す(稲苑:2022.3.28)
◇コメント:徒労感あり、動転しました
・春の星砲撃の間も潤みけり(冬庵:2022.3.13)
・手を合わせ 雪解けを待ち 息をつく(小花:2022.3.12)
・「入」の字は、「人」にも「T(タイムアウトのハンドサイン)」にも 見えた午後(小花:2022.3.12)
・卒業の 道程長し ひと休み(小花:2022.3.12)
・看護終え 緊張解けて 疲れ出る(稲苑:2022.3.7)
・炭小屋に猫の子母と光りをり(冬庵:2022.3.6)
・拭ひても拭ひてもなほ朧月(冬庵:2022.3.6)
・春の宵交せし文の丈高く(冬庵:2022.3.6)
・冬ざれや 信じて待とう 青い鳥(小花:2022.2.12)
・天と地と こころにチャージ 日向ぼっこ(小花:2022.2.12)
◇コメント:最近、フォーカシング・ネーチャーに取り組む時間を大事にしています。
・柚の香と希望を吸いし 雑煮かな(小花:2022.1.4)
・亡き母と 動かす手足 年の暮れ(小花:2022.1.4)
・若き年声は一点嬰ヘまで(冬庵:2022.1.1)
・寿の箸と雑煮と妻の顔(冬庵:2022.1.1)
・そっと載す積木のかたち去年今年(冬庵:2022.1.1)
・しぐるるや失ひし子を思ふ朝(渋谷水月:2021.12.7)
・木枯の合奏堂に入りにけり(冬庵:2021.12.1)
・おでん屋の眼鏡雲らすカウンター(冬庵:2021.12.1)
・遠山の影もつつみぬ冬の月(冬庵:2021.12.1)
・山稜は刷子のごとし秋の空(冬庵:2021.11.28)
・落ち葉濡れ髪すく老女腰を折り(冬庵:2021.11.28)
・秋暮れて朱鷺色の雲重なりぬ(冬庵:2021.11.28)
・いわし雲 浮かぶ富士を見 掌を合し(小花:2021.11.28)
・紅の時期 青葉の唄に 父緩み(小花:2021.11.28)
・再会の 手温かし 秋の暮れ(小花:2021.11.28)
・思い出の 一位の実成り 赤々と(歩夢:2021.11.26)
・父母はけふも健やか望の月(渋谷水月:2021.10.21)
◇コメント:父94歳、母88歳 一日一日が貴重な時間
・稲干せば雨の軍勢列をなし(冬庵:2021.9.27)
・銀杏散る歩緩み六感開かれぬ(冬庵:2021.9.27)
・揺れるほど染まる速さやななかまど(冬庵:2021.9.27)
・想い出の 数だけ求む 流れ星(小花:2021.9.25)
・ナナカマド 朱に染まるまで 父在るか(小花:2021.9.23)
・固い息 和らげほぐす 林檎の香(小花:2021.9.23)
・亡き父母の墓にまいりて彼岸かな(稲苑:2021.9.23)
・モミジの木2本剪定すっきりと(稲苑:2021.9.23)
・ 朝顔が青空に映えさわやかに(稲苑:2021.9.15)
・ぬくめ酒加減頻りと確かめり(冬庵:2021.9.13)
・己が身をしばし緩めり野分晴(冬庵:2021.9.13)
・流星や楽な呼吸と語らひと(冬庵:2121.9.13)