俳句

「ちょっと俳句’ing」

 俳句とフォーカシングって、とても相性が良いものです。

 今この季節の中で生きている自分を思うとき、何かフェルトセンスが出てきたら、それに何となく合いそうな季語を、用意したお題や歳時記などから見つけましょう。あるいはフェルトセンスと季語をクロスさせてみましょう。もしかすると季語から何か出てくるかもしれません。それらを五・七・五で表現してみます。

 句会でもないし、選者もいません。上手・下手は関係ありません。思う通りにご自由に作ってみてください。ルールは、季語を一つ入れることと、五・七・五の定型であること、たったこれだけです。

 春のお題(〜6月2日)

春の色・朧月・春一番・雪の果・陽炎・春の暮・日永・風薫る・花曇・

逃水・カーネーション・鯉幟・更衣(ころもがえ)・若楓・雨蛙

もしくは自由

ではおもむろに参りますよ〜

投稿の方法

 以下の俳句投稿フォームから送信してください。
俳句投稿フォーム – 札幌フォーカシングプロジェクト (sapporo-focusing.org)

■■■  投 稿 句 〜最新のものから並んでいます ■■■

・忘れ傘二本ほどあり雨蛙(冬庵:2024.04.01)

・銭湯のかへりもったり春の暮(冬庵:2024.04.01)

・陽炎や庭垣こえてリコーダー(冬庵:2024.04.01)

・「もう最後」が恒例行事カーネーション(冬庵:2024.03.03)

・逃水やまたしても歌詞間違へぬ(冬庵:2024.03.03)

・レジ袋いくつ輪を描く春一番(冬庵:2024.03.03)

・ああ香る 今日が私の初日の出(小花:2024.01.07)

 ◇コメント:レモンの香り、コーヒーの香り…コロナの後遺症が治ったと感じた時に、ようやく気持ちも新たに、今年もがんばっていこうという気持ちになりました

・着ぶくれてとてとて歩く家の中(ちなみ:2023.12.18)

・二度見するポインセチアは空の色(ちなみ:2023.12.18)

・討入のドラマに魅せらる齢かな(ちなみ:2023.12.18)

・おもむろに戦闘開始猫の恋(冬庵:2023.12.04)

・見えねども祈り確かに初日の出(冬庵:2023.12.04)

・それぞれの家それぞれの大晦日(冬庵:2023.12.04)

・橙の色もあたたか烏瓜(ちなみ:2023.11.01)

・同い年訃報は哀し星月夜(ちなみ:2023.11.01)

・マスク取り新酒飲む顔初対面(ちなみ:2023.11.01)

・いただきてスマホで調べ小豆炊く(ちなみ:2023.11.01)

・銀杏の日干しする道遠回り(ちなみ:2023.11.01)

・笑ひ顔どこかおそろし菊人形(ちなみ:2023.11.01)

・わらべうた暗唱で歌えて秋愉し(ちなみ:2023.11.01)

・故人との約束忘れ秋の暮(冬庵:2023.10.06)

・夢熱き夜長のワインひとたらし(冬庵:2023.10.06)

・葡萄狩りたわわに実る房愛し(ちなみ:2023.10.05)

・望の夜に別れを告げた父恋し(ちなみ:2023.10.05)

・敬老日いつの間にやらわがことに(ちなみ:2023.10.05)

・どぶろくの匂ひ愉しむ夫の笑み(ちなみ:2023.10.05)

・札響の音色優しく律の風(ちなみ:2023.10.05)

・喉を越すため息寄越す新豆腐(冬庵:2023.09.22)

・乗り遅れ暮れゆくホーム鳳仙花(冬庵:2023.09.22)

・朝顔や出番終えたる苦り顔(冬庵:2023.09.22)

・ビール越し 未来生まれし 交差かな(小花:2023.0730)

・スーッとして 吸い込まれたい 天の川(小花:2023.0730)

・リスクあり でも育てたい 夏の空(小花:2023.0730)

・風鈴や叔母に差し出すカレー皿(冬庵:2023.0604)

・ビール干すピッチ早まり旧き友(冬庵:2023.0604)

・公園にゴスペル響く麦の秋(冬庵:2023.0604)

・大海に往く雪解川 Till we meet again(冬庵:2023.0424)

・木蓮の 白い花咲き 励まされ(稲苑:2023.0422)

・雛菊を三本摘んで生あくび(冬庵:2023.0317)

・新しく植え込みしごと蕗の薹(冬庵:2023.0317)

・風光る半年ぶりの土ぼこり(冬庵:2023.0317)

・マスクして 歌う不自由 解放を(稲苑:2023.02.12)

・体冷え今日もおでんを食べている(稲苑:2023.02.12)

・着ぶくれし電車の中で縮こまる(稲苑:2023.02.12)

・燃やす日の来なむ干支なき注連飾(冬庵:2023.01.01)

・屈伸と腕立瞑想去年今年(こぞことし)(冬庵:2023.01.01)

・除夜の鐘数へる朝のニュースかな(冬庵:2023.01.01)

・幸あれと心に響く除夜の鐘(稲苑:2022.12.27)

・炬燵から届く生活夢の中(冬庵:2022.12.18)

・最終の映画終はりぬ冬銀河(冬庵:2022.12.18)

・掃除機の伴奏聖歌さらひけり(冬庵:2022.12.18)

・この想ひ浮かぶ瀬もあれ秋の暮(冬庵:2022.10.13)

・野分後たれぞうちなー抱きしめん(冬庵:2022.10.13)

・秋の旅洗濯岩のごとき雲(冬庵:2022.10.13)

・満月や二人いつまで道の角(冬庵:2022.10.2)

・秋の暮ゴムサンダルの音遠く(冬庵:2022.10.2)

・えぞ松の影逃れ去る秋の蝶(冬庵:2022.10.2)

・駆けつけの麦酒忙(せわ)しく喉仏(冬庵:2022.7.24)

・未だ青き紫陽花の色誰か知る(冬庵:2022.7.24)

・風絶えて脈触れにけり夏の山(冬庵:2022.7.24)

・お下がりの浴衣短くなりにけり(冬庵:2022.6.5)

・無人駅金色弾く青田かな(冬庵:2022.6.5)

・開けども開かぬフェルト扇子かな(冬庵:2022.6.5)

・共にいる モノとの調和 福寿草(小花:2022.4.2)

・昨年の土筆の苦さ 省みる(小花:2022.4.2)

・足元の 芽を見て気づく 落花の意(小花:2022.4.2)

・雪解けのゴミ汝(な)が心戦場か(冬庵:2022.3.28)

・自利利他のかすかに触るる春の暮(冬庵:2022.3.28)

・春来たり 心にカラダ 追いつかず(稲苑:2022.3.28)

・春うらら 財布忘れて 引き返す(稲苑:2022.3.28)

  ◇コメント:徒労感あり、動転しました

・春の星砲撃の間も潤みけり(冬庵:2022.3.13)

・手を合わせ 雪解けを待ち 息をつく(小花:2022.3.12)

・「入」の字は、「人」にも「T(タイムアウトのハンドサイン)」にも 見えた午後(小花:2022.3.12)

・卒業の 道程長し ひと休み(小花:2022.3.12)

・看護終え 緊張解けて 疲れ出る(稲苑:2022.3.7)

・炭小屋に猫の子母と光りをり(冬庵:2022.3.6)

・拭ひても拭ひてもなほ朧月(冬庵:2022.3.6)

・春の宵交せし文の丈高く(冬庵:2022.3.6)

・冬ざれや 信じて待とう 青い鳥(小花:2022.2.12)

・天と地と こころにチャージ 日向ぼっこ(小花:2022.2.12)

  ◇コメント:最近、フォーカシング・ネーチャーに取り組む時間を大事にしています。

・柚の香と希望を吸いし 雑煮かな(小花:2022.1.4)

・亡き母と 動かす手足 年の暮れ(小花:2022.1.4)

・若き年声は一点嬰ヘまで(冬庵:2022.1.1)

・寿の箸と雑煮と妻の顔(冬庵:2022.1.1)

・そっと載す積木のかたち去年今年(冬庵:2022.1.1)

・しぐるるや失ひし子を思ふ朝(渋谷水月:2021.12.7)

・木枯の合奏堂に入りにけり(冬庵:2021.12.1)

・おでん屋の眼鏡雲らすカウンター(冬庵:2021.12.1)

・遠山の影もつつみぬ冬の月(冬庵:2021.12.1)

・山稜は刷子のごとし秋の空(冬庵:2021.11.28)

・落ち葉濡れ髪すく老女腰を折り(冬庵:2021.11.28)

・秋暮れて朱鷺色の雲重なりぬ(冬庵:2021.11.28)

・いわし雲 浮かぶ富士を見 掌を合し(小花:2021.11.28)

・紅の時期 青葉の唄に 父緩み(小花:2021.11.28)

・再会の 手温かし 秋の暮れ(小花:2021.11.28)

・思い出の 一位の実成り 赤々と(歩夢:2021.11.26)

・父母はけふも健やか望の月(渋谷水月:2021.10.21)

  ◇コメント:父94歳、母88歳  一日一日が貴重な時間

・稲干せば雨の軍勢列をなし(冬庵:2021.9.27)

・銀杏散る歩緩み六感開かれぬ(冬庵:2021.9.27)

・揺れるほど染まる速さやななかまど(冬庵:2021.9.27)

・想い出の 数だけ求む 流れ星(小花:2021.9.25)

・ナナカマド 朱に染まるまで 父在るか(小花:2021.9.23)

・固い息 和らげほぐす 林檎の香(小花:2021.9.23)

・亡き父母の墓にまいりて彼岸かな(稲苑:2021.9.23)

・モミジの木2本剪定すっきりと(稲苑:2021.9.23)

・ 朝顔が青空に映えさわやかに(稲苑:2021.9.15)

・ぬくめ酒加減頻りと確かめり(冬庵:2021.9.13)

・己が身をしばし緩めり野分晴(冬庵:2021.9.13)

・流星や楽な呼吸と語らひと(冬庵:2121.9.13)