例会の進め方

毎月の例会では、まず、何かと一体になっている状態から、心の整理をして、間をとり、すっきりした状態になります。
 体を楽にして深呼吸します。今の「からだの感じをチェッキング」します。足から腰、手、のど、頭など、今どんな感じかなあと、自分に聞いてみます。次のからだの内側の食道や胃、お腹のあたりにも注意を向けていきます。再び、体を楽にして、深呼吸をしてから、この例会の時間をどんなふうに過ごしたいかな、どんなことを話そうかな、と自分に確かめてみます。準備ができたら、気持ちを部屋に戻します。このあと、1人2~3分ずつ、近況報告や今の感じ、この時間をどう過ごしたいか、を話します。
 からだのチェッキングの代わりに、「こころの天気」をすることもあります。これは、島根県の土江正司さんらが開発しました。今の心を天気にたとえて、絵にする心の整理方法です。紙と色鉛筆やクレヨンを用意しておきます。今の気持ちに余裕ができて気がかりから少し距離がとれます。用紙は土江さんのホームページにあります。
 あるいは、池見陽さん風に「マインドフルネス」を試みるときもあります。左右の座骨にバランスをとって座り、左右前後に揺れて、気持ちのいい座り方を見つけます。空気が鼻から入って、出て行くのに注意を向けます。聞こえる音にも気づいておきます。浮かんでくる雑念は、追いかけません。ただ、そんなことが浮かんでいることに気づいておきます。

 休憩をはさんで、参加者の希望に応じて、2人や3人一組になって、フォーカサー(フォーカシングをする人)とリスナー(聴き手)、3人のときはオブザーバー(観察者)の役割を交代しながらフォーカシングを練習します。自分の気がかりについて新しい気づきが得られることもあります。リスニングの練習課題を決めて試みる人もいます。
 最後に全体会に戻り、その日体験したことで、全員に分かち合いたいことを話します。

年会費

 札幌フォーカシングプロジェクトの年会費は1000円です。例会への参加2回目までは無料です。3回以上参加された方は次の講座に送金するか、例会で会計にお渡しください。

  ゆうちょ銀行
  当座預金 02790-2-14255
  金融機関コード 9900
  店番号 279
  預金種類 当座
  店番号 二七九(二ナナキュウ)
  口座 0014255
  札幌フォーカシング・プロジェクト 

三つの約束~安全、平等、体験から

 三つの基本的なルールを大切にしています。

①安全話されたことの秘密を守る。聴いた人からは当日も後日も決して話題にしない。相手を批判しない。練習の場なので、失敗は当然
②平等経験や学習の長短を問わず、時間などを平等にする。話し手と聴き手を同じ時間やる。シェアリングの時間もできるだけ同じにする
③体験から理論や過去でなく、今、ここでの自分の体験から語る

二つの役割

 札幌フォーカシングプロジェクトの例会に参加する条件は、①自分の体験を話す②人の話を心をこめて聴く-この二つの役割を果たすことです。

    

会則(2003年)

 ◎札幌フォーカシングプロジェクト会則(2003年制定)-4項目

➀フォーカシングを楽しみながら体験・練習し、それを個人的成長や日常生活、

職業活動、臨床活動、学術研究に役立てる人たちのための会です

②相互交流と相互啓発を目指します

③北海道におけるフォーカシング活動のグループであり、日本フォーカシング協会など、日本各地のフォーカシング活動との連携をはかります

④業務としてフォーカシングに関する教育講習を行う機関ではありません