札幌フォーカシングプロジェクトは1月11、12の両日、札幌市社会福祉総合センターでワークショップを開き、フォーカシングを通じて傾聴を身につけました。
講師の北大学生総合相談センターの榊原佐和子さんと小坂淑子さんがデモンストレーションを交えて、わかりやすく教えてくれました。
初日は、話し手の感じていることに焦点を当てて聴く練習をしました。初めのうちは、話し手の体験の流れを妨げないように、あいづち、うなづきながら聴いていきます。話し手が感じに触れてきたら、そこにとどまってもらい、どんな感じかを尋ねました。
2日目は動きやアートを使って「からだの感じ」に触れた後、それを紙に描いて「心の整理」をしました。午後は、話し手の身になって共感したエッセンスを伝える練習をしました。まずは、聴き手自身の感じていることを紙に描いて、一呼吸置きます。そのあとで、話し手の感じていることへの共感的理解を言葉で表現することで、深まっていくことが体験できたようです。