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コラム

「知の伝承」村山正治さん

 日本人間性心理学会は第40回記念大会の記念企画として「知の伝承」と題し、これまで人間性心理学を牽引してきた名誉会員6人へのインタビュー動画を公開しました。このうち、村山正治さんが「一人一人が自分を大事にして、人とつながる」ことを強調したことが、胸に響いてきました。
 「自分はこれで役に立てるよね」と言って、できないことは人にやってもらう。それがネットワークだというのです。村山さんは、問題解決ではなく、何かが生まれてくるまで待つ、というカール・ロジャーズの影響を受けました。それには安心して自分を向き合える場が必要です。「一人一人を大事にしていく世界をつくりたい。コミュニティという感覚が大事。みんなで作っていくんだという場を社会につくるファシリテーターになる」と話していました。
写真は2018年10月、「私を語る」の講演とビジョンワーク、PCAJIP(ピカジップ)のワークショップで札幌にいらした際に撮影しました。