怒りへの対処から、植物好きのフォーカサーのためののワークまで。8月19、20日に福岡市内で開かれた九州で12年ぶりのフォーカサーの集い。フォーカシングの可能性が広がりました。
25の「出店」の中で、「第6回ジェンドリン哲学や仏教を語り合おう~怒りとフェルトセンス」で議論が盛り上がりました。話題提供者の土江正司さんは怒りへの対処法として「怒りがあるとわかっている。ただ気づく、抑えようとしない。怒りを対象化し、出すことによって変化が生じる。フォーカシングやこころの天気は、怒りへの対処法を提供している」と述べました。
朝のテレビドラマ「らんまん」で植物が注目されている中、岡村心平さんは「ボタニカル・クロッシング(植物との交差)」を出店。最近の自分の状況やありようを動物にたとえる池見陽さんの「アニクロ」を実践する中で思いついたワークです。何かの植物にたとえ、「その状況のどこがその植物の感じなのでしょう」などと質問をします。参加者がペアになってやり、新たな視点から体験を振り返る機会になっていました。
このほか、インタラクティブ、創造性を育むアート、粘土、自己表現、動きと踊り、セラピストの成長、子供とのワーク、夢、TAE、プロセスモデル、ホールボディーなど多彩な出店が開かれました。
会場で振る舞われた茶菓や、情報交換会で提供された地元の味の夕食など、スタッフのきめ細かい配慮が行き届いていました。
来年は、千葉県の和洋女子大で開かれます。
写真は、集いの前に観光で訪れた福岡県太宰府市の観世音寺と、大分県中津市の羅漢寺、福沢諭吉旧家です。